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 Spiral Spiritボイスドラマ企画第二弾、[ 未来帰還-Back to the future in 1999- ]に興味を持って下さってありがとうございます。この作品は映画「1999年の夏休み」と漫画「トーマの心臓」をモチーフとしたボイスドラマです。二次創作ではありますが、時代、人間関係、名前、諸設定、エンディングはモチーフとした作品と異なった内容になっておりますので、原作を知って居る方も、知らない方も、原作の予備知識等必要なく、違う世界の別ストーリーとして楽しんで頂ける内容となっております。
 「1999年の夏休み」はカルト的な信者が多く、映像、音楽、ストーリーの美しさ、4人の少女が演じる少年達の透明な世界は上映から20年経った今でも色褪せることがありません。
 たくさんの方々に愛されているこの映画は、各方面(学生演劇・アマチュア劇団から商業演劇)で幾度も舞台化され、 私自身も過去にも学生演劇で舞台化・ボイスドラマ化した際にキャストとして参加した事もあります。
 この透明な世界を壊さずにボイスドラマ化したい、そう思っていた時に出逢ったのが今回キャラクターデザインとイラストを担当してくださったw(わがまま)さんでした。wさんの描かれる世界はどれも繊細で儚く、ドキッとするような構図や表情が魅力的です。
 また、wさんがご自身のサイト(わがまま)で描かれているイラストの御題提供主、最尼花(選択式御題)さんとの出逢いには不思議な縁を感じずにはいられません。
 たった一行二行の文章の中に人の心を捕まえて離さない、苦しさもせつなさも安らぎも与える言葉を紡ぐ最尼花さんの御題は、このボイスドラマで非常に重要な役割を果たしています。
 主題歌作曲には、現在多数のボイスドラマで作曲を手がけている芸竜作さんへお願いしたところ、大変クオリティの高いバラードを提供して頂き、 歌唱、英訳、ナレーションには私自身が1999年の夏休みと出逢った当時から共に何度か作品作りにかかわったいーさんに協力して頂きました。
 少しでも多くの方に、この透明で不思議な、せつない純愛ストーリーを聞いて頂けたら幸いです。

TAKERU(Spiral Spirit)